2017年3月21日火曜日

黒部横断 ザラ峠越え

今日、戦国武将 佐々成政の伝説の地。
ザラ峠越えの黒部横断を終え、富山から帰宅しました。
17日は、
仕事を終え信濃23号に飛び乗る。
準備は出来ている!心地よい緊張感に心が弾む!!
2年前は、数日前の雨で増水した黒部川に敗退したが、今年はどうだろうか?
信濃大町 竹乃屋泊。

 18日の朝には、我々を含めて4隊は居たと思います。
1隊はとても早いスピードでグイグイラッセルして行きました。
恐らく、1泊で抜けたと思います。
もう1隊は、室堂から立山川方面に行くと言ってましたが
針ノ木峠手前で行動停止していたので恐らく中止かな?

 針ノ木峠からの滑降は、出々しは急で重い雪。ターンも出来ずキックターンの連続。
その後は、我々はのんびり隊なので先人のトレースを当てにしてゆっくり、ゆっくり!!
初日は、黒部湖手前で1泊。


2日目は、痛しびれる様な冷たい水。膝程度の水量の黒部川2筋をパンツ1枚で渡渉。
この時、老師様はインナーシューズを濡らして足指が凍傷になってしまいました。
黒部湖を渡ってから本来は中ノ谷に入る計画でしたが、間違っているとは知りながら少しでも楽に登りたい誘惑に負けて、先人のトレースが在る尾根道に入ってしまいました。
これが思いのほか大変なのと天候悪化のホワイトアウトで五色ヶ原手前で雪洞ビバーク。
外は吹雪でも雪洞の中は音も無く快適な一夜でした。
3日目は朝からピリピリしびれる様な快晴。
老師様は凍傷で腫れ上がった足に靴が履けず40分以上格闘していました。
行動しだした朝日輝く五色ヶ原周辺の絶景に感激。本当に来て良かった!

 雪洞から1時間ほどでザラ峠着。
峠手前からアイゼンを付け、峠から少し下ってから滑降開始。
少し重い雪だが快適に滑り降ります。
高度が高いのと荷物が重いのでやたらと息が切れる。

しばらくすると砂防堰堤を縫うように、作業道や雪の積もった橋を渡ったり、
デブリを越えたり、 急斜面を降りたり、トンネルの軌道を通ったり、
長い長い巨大迷路の様な状態です。
先人のトレースが無かったらもう1泊かかったと思います。
18時に立山駅前の千寿荘着。
ゆっくりと汗を流し、美酒と共に1泊。

久々に、体全体から湧き出て来る満足した山行ができ
「感激!」「感激!!」「仲間に 感謝!感謝!!」です。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿