2017年5月16日火曜日

雪山の滑落事故

今年に入って、私の周りで数件の滑落事故が起こったので注意したい事を
書いておきます。

1.多人数で行けば楽しいが、技量・人数の制限はすべきです。

2.未経験者を連れて行く場合、未経験者は危険のレベルが認識出来ない。

  「ロープを出して下さい」とか「これ以上は危険だと思うので下山します」とは

  絶対に言わない。
  リーダーは相手のこの感情を察知する!!

3.「ショートロープ方式」等、適切な確保技術の習得。

  ロープ確保をしなくては、相手の滑落を防ぐ事は出来ないです。
  落ちていく相手に飛びかかっても滑落を止める事は出来ないです。
  ただし、コンテ技術は真似事では出来ません。
  それなりの練習をしないと共倒れになる危険な技術である事も知って於いて下さい。

 4.技量不明な人をやたらと誘わない!!

  出来るだけ、気の知れたチーム作りをしたいですね。
  薄い人間関係の中では適切な判断が出来ません。

 5.この滑落をした人達は皆、滑落停止訓練をしているが実際の滑落では出来なかった。
  自分は出来ると思う心は既に過信ではないですか????


 6.未経験者を経験者に育てるプロセス・ガイドライン・スキルステージの認識が必要。
  この辺の考え方がしっかりしていないと、「イケイケ未経験者」の方々の行動に
  制限を加えようとした時、反感を買うだけで良い結果を生みにくい。

0 件のコメント:

コメントを投稿