遍路旅では札所を廻る事を「打つ」と言います。
順打ち :札所を番号順に進む
逆打ち :札所を番号と反対に進む
区切り打ち :札所を自分で決めた区間順に進む
一般的には88ヶ所寺院のみだが、20ヶ所別格寺院も在り、計108ヶ所が遍路対象
「打つ」とは、札所に納め札を打ち込むところから来ている様です。
しかし
私は、「打つ」と言う言葉に感じたのは
一つ一つの札所を心に打ち込みながら進む事だと思っていました。
人の心には、色々なクサビがその経験に於いて撃ち込まれます。
そして、
そのクサビを目印に
常にそれを越えようと「一生懸命生きる」のです。
その行為には、善悪も良否も功罪も関係無いです。
そして
それが達成された時の緊張が解放された時の解放感が
快感として残って行く様に思います。
例えば
泥棒や詐欺と言う行為は犯罪ですが
計画→実行→緊張の解放→成果→ご褒美
この様な行為の中にクサビが撃ち込まれて行くのでしょう!
登山にも同じ様なプロセスが働いている様に思います。
また
計画時に於ける、想像力も刺激としては大きいでしょうね!!
最近の登山界の高齢化した初心者の増加の原因も
若い時に打たれたクサビによる「青春の残像」を求めて
始める方が多いのではないでしょうか!!
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