四国以外の日本国内での一般的な「お接待」と言う言葉のニュアンスの中には
利益誘導的行為
と言う意味合いが何となく含まれていると思います。
四国に於いても
お接待をして、お遍路から納め札を御礼として貰って、その功徳に依って、
私は極楽浄土や天国に行ける!
と言う利益誘導的ストーリーを描けない事も無いですが
実際
お遍路側からお接待者を見て
そんな気配を感じた事は一度も有りませんでした。
また
お接待は数回受けましたが、以外に少ないんだ! と言うのが実感です。
お接待には色々な形が有ると思います。
まず、
お遍路を始めて歩き出すと
すれ違う中高生が必ず挨拶をしてくれます。
嫌々形式的に言うのか、素直な言葉かは聞く側で直ぐに分かります。
皆、普通に自然な言葉のお接待でした。
飴やお菓子も良く頂きました。
暑い日に冷たい麦茶も美味しかったです。
軒先でコーヒーも御馳走に成りました。
そんな時、先を急がず
お接待して頂いた方の話しに乗ってあげるのは
逆接待かもしれませんね!
車を停めて、お接待する物が無いから、これで冷たい物を買ってくれと
200円を手に握らせてくれた方もいました。
お堂に泊めて頂いた事も有りました。
お接待には
あなた(お遍路)の行為を応援します。
今、私は出来ないけど私の代わりにお願いします。
色んな所の人達と色々な話しがしたい。
お接待は先祖からの遺言ですと言われた方も見えました。
等々
色々な思いが有ると思います。
唯々、感謝!感謝!!
お遍路旅は、歩くほどにピュアな感覚が増すので
僅かな親切が心にしみて来ますよ!!
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