2022年5月26日木曜日

山に登りながら考えた(8):山と食料

 山に行く時、
ザックの中は食料で一杯になります。
3泊以上のテント泊になると、こんなに沢山の量を背負えるかな? っと
不安になるほどの量になってしまいます。

自然いっぱいの山にいくのに、
何故、食料を持っていくのでしょうか?
それは
大自然の中には食べる物が無いからです。

山菜は有っても、生えて居るのは場所も限られ僅かす。
食べる為に灰汁を抜くのにも一苦労します。
鹿や猪や熊には出くわす事も無く
ましてや
狩猟など出来ません。
素人が、まぐれの様に取れる可能性が有るのは
蛇とカエル程度です。
魚も簡単には釣れません。

全世界の農耕地の内
肥沃と言えるのはわずか11%です。
多くの場合、
土も自然に出来るのでは無く
ミミズや多くの微生物の力を借りながら
人が作ったたい肥で構成されます。
それでも
同じ場所に同じ作物を植え続けた場合
連作障害でどんどん不作になって行きます。
病気や害虫も沢山ある。

今、我々が食べている食物は
全て人類の苦心作で、
毒に当たりながら
長い時間を懸けて品種選択をして品種改良された物で
何処かの創造神のオリジナル作品は一つも有りません。

「産めよ、増やせよ、地に満ちよ!」と
何処かの創造神が言うようなのんびりした世界は有りません。

だからこそ
サバイバル登山家の服部氏の様な
蛇やカエルを食べながらの様な山行は出来ませんが
出来るだけシンプルな山行がしたいと思う今日この頃です!!

農園にきゅうりが出来て来ました!!



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