2025年6月8日日曜日

四国歩き遍路の旅(12):神社

 お遍路道を歩いていて思うのは、神社が多い事です。
元来、四国遍路は
弘法大師(空海)を教祖とする
真言密教 真言宗 の寺院を廻る行事ですが
実際に歩いてみると
お墓には浄土宗や禅宗を思わせる墓石も多く
お寺の数より神社の数の方が多い様に思います。
また
88ヶ所の札所の中には神社と併設している所も多いです。
その時
その土地柄の中心に在るのは寺では無く神社の場合が多いです。
土地の中心・丘の頂上には神社が在ります。
ただ
私的感覚ですが
経済的(外部の集客の為か?)にはお寺の勝ちかな?
と言う雰囲気が在ります。

また
町全体の組立てとしても
松山の伊佐爾波神社や琴平町の金刀比羅神社の様に
中心的位置づけの土地も少なく有りません。

日本人から見たら不思議で無い風景かもしてませんが
一神教族から見たら
これで宗教戦争に成らないのは
異種の宗教が共存できるのは
実に不思議な国の様に見えるのではないでしょうか!
さて?
お金や人
どう言う切り分けの仕組みになっているのでしょうかね!!


2025年6月6日金曜日

四国歩き遍路の旅(11):お接待

 四国以外の日本国内での一般的な「お接待」と言う言葉のニュアンスの中には
利益誘導的行為
と言う意味合いが何となく含まれていると思います。
四国に於いても
お接待をして、お遍路から納め札を御礼として貰って、その功徳に依って、
私は極楽浄土や天国に行ける!
と言う利益誘導的ストーリーを描けない事も無いですが
実際
お遍路側からお接待者を見て
そんな気配を感じた事は一度も有りませんでした。
また
お接待は数回受けましたが、以外に少ないんだ! と言うのが実感です。

お接待には色々な形が有ると思います。
まず、
お遍路を始めて歩き出すと
すれ違う中高生が必ず挨拶をしてくれます。
嫌々形式的に言うのか、素直な言葉かは聞く側で直ぐに分かります。
皆、普通に自然な言葉のお接待でした。

飴やお菓子も良く頂きました。
暑い日に冷たい麦茶も美味しかったです。
軒先でコーヒーも御馳走に成りました。
そんな時、先を急がず
お接待して頂いた方の話しに乗ってあげるのは
逆接待かもしれませんね!
車を停めて、お接待する物が無いから、これで冷たい物を買ってくれと
200円を手に握らせてくれた方もいました。
お堂に泊めて頂いた事も有りました。

お接待には
あなた(お遍路)の行為を応援します。
今、私は出来ないけど私の代わりにお願いします。
色んな所の人達と色々な話しがしたい。
お接待は先祖からの遺言ですと言われた方も見えました。
等々
色々な思いが有ると思います。

唯々、感謝!感謝!!
お遍路旅は、歩くほどにピュアな感覚が増すので
僅かな親切が心にしみて来ますよ!!

四国歩き遍路の旅(10):泊まる

 お遍路旅での宿泊は、大きく分けて5種類の宿泊方法が有ります。
5種類と言っても
沢山の選択肢が在るので困ってしまいます。
また初めは
慣れないお堂の中 や お寺の空き部屋に一人で寝るには勇気が要ります。
先人の知恵を借りる様にネット等で事前に調べて於きましょう!!

宿:民宿・ホテル・ゲストハウス・ユースホステル・宿坊(お寺の有料宿)

テント泊:自前テント(設営場所選択が難しい?)
公認のキャンプ場は少ないです。
テント泊の場合、トイレ・水の無い所は不可と思います。
また、道の駅などの利用時間は18時~6時位かな!

通夜堂:お寺の無料宿泊場所を借りる(当日現場申込み・事前予約不可)

お堂:大師堂や地蔵堂などを借りる(地元管理者の使用許可要)

善根宿:一般の方が善意で貸して頂ける場所

2025年6月4日水曜日

四国歩き遍路の旅(9):出会い

大半のお遍路さん は順打ち(時計周り・札所番号順)で廻ります。
皆が同じ方向で歩いた場合、歩行速度の違いで差が出来ます。
しかし
1札所毎で15~30分過ごします。
また、
札所は8時~17時の営業時間の為、お遍路の行動にも制限が加わります。
そこで
歩行速度が同じ位で有れば、抜きつ抜かれつしながら数日間に渡り
顔を合わせる機会が発生します。
実際、私も10日間位同じ行程だった方も居ます。
そうなると、自然と話しをする様になって行きます。
また、歩き遍路の場合
歩行速度などで気質・志向性など
自然とある種のフィルターが掛かっている様な気がします。

歩き遍路8回目 3名
お遍路4回目女性 1名(別格を含めて廻っていました)
歩き遍路2回目 1名
乞食遍路風の人 2名
別格を含めて廻っていたドイツ人 1名
一緒に居酒屋飲に行ったオーストラリア人 1名
外国人女性一人お遍路 3名
他外国人は多数見えました
スマホの翻訳アプリと使い方の予習は必須です。

合唱団の様にお経を唱えるバス・車ツアーの女性集団 多数
初回歩き遍路チャレンジの日本人多数

初め
歩き遍路をチャレンジで始めた私には、複数回の歩き遍路をする方の
気持ちが理解出来ませんでした。
しかし
お遍路を終えれ見て
「四国は他の日本とは違う空気が流れている土地だ!」
と思うえる様に成って来て、
今は、
複数回歩きたい人の気持ちが分かる気がします。

2025年6月3日火曜日

四国歩き遍路の旅(8):遍路小屋の言葉

 多くの遍路小屋(お遍路さんの休憩場所)に、この言葉が書いて有ります。
私達の頭には社会的に「摺りこみ」された意識が有ります。
「早い事は良い事だ!」
「早い事は優秀だ!」

本当そうだろうか?
ゆっくり歩けないから急ぐのか?
見落としているから急ぐのか?
摺り込み教育の結果、褒められたくて急ぐのか?
今の環境から逃げたいから急ぐのか?
お金を節約したいから急ぐのか?

実は、
周りを良く見て、よく考えて歩くのは辛い事が多い。
マイペース(速さと人生の時間軸とタイミング)と社会とのバランス・調和は難しい。
さあ、
どうやって歩こうかな!!

2025年6月2日月曜日

四国歩き遍路の旅(7):歩くと変わる

 四国歩き遍路の歩行距離ですが
私がテント泊装備で歩いた時の距離と所要日数です。
この期間の中で自分にどんな変化が起こったのでしょうか?

1~88番札所 : 1200km 45日 結願
1~88~1番札所に戻る: 1250km 47日 四国一周
1~88~1番札所に戻る~徳島港からフェリーに乗り和歌山港~九度山~高野山奥の院
: 1340km 50日 満願
一般的には88番札所で遍路を終了し、
高野山奥の院へは一般の交通機関を使われる方が多い様です。

1日目:1番札所で巡礼の仕方を教えて頂き、不足品を買い足しました。
2日目:4月初めなのに霜注意報が出る様に朝は寒い
3日目:遍路転がしで荷物が重たいのを実感。速度が出ない!
4日目:焼山寺の下りで左足に豆1個・血豆1個が出来る
 ↓
6日目:徳島の山岳ステージ終了
    がんばって36km歩いたら、翌日の朝、暫らく体が動かなかった。
    テントマットが貧弱で疲れが取れない。
 ↓
8日目:一部荷物を自宅に送り返す。
     知人を訪問する為、2日間お遍路中断。ちょうど良い休息になった。
 ↓
14日目:平地での歩行速度が速くなっている
 ↓
19日目:高知の山道具屋で高級テントマット買い替え。半ズボンも購入。
     この頃から歩行速度も上がり、1日 30km程度が歩ける様に成って来た。
     札所での納経時間は8:00~17:00なので、いくら歩けても宿泊場所
     の位置関係も含め、自然と行動制限が掛かってしまいます。
 ↓
22日目:まだ重い! 一部荷物を自宅に送り返す。2回目
 ↓
30日目:5月に入ると、暑さが気になる日が出て来ました。
     歩く事が楽しくなって来ました。ウォーキングHi!
                      ウォーキングHiに近づくと、心はピュアに成って来る感じがします。
     トライアスロンや高所登山の時も体が順応して来ると似た感覚になる事が
     有りました。
 ↓
39日目:まだ重い! 一部荷物を自宅に送り返す。3回目
     この時のザック重量は、水・食料無しで12kgだと思います。
     だんだん、野宿に疲れて来るがもう少しだと頑張る。
     1日 30km程度が普通に歩ける様に成って来た。
 ↓
後は、成り行き!!!

2025年6月1日日曜日

四国歩き遍路の旅(6):興味をそそる仕組み

 お遍路は宗教儀式で有りながら
レジャーランド的な仕組みを持っている事に驚きます。

     1.宗旨・宗派に拘らない大らかさが有り、宗教だけど宗教臭さが少ない
     2.スタンプラリー(御朱印を集める)増える楽しさ・見えるか
     3.カードを集める(御影カードを集める)増える楽しさ・見えるか
     4.ユニホームが有り、一目で参加者の仲間意識が発生・共有できる
        ユニホーム一つ一つに薀蓄と歴史がある
     5.簡単な礼儀と儀式と節度が有る
     6.納札により自らの履歴が残る
     7.「同行二人」など、分かり易いキャッチコピーが素晴らしい
     8.お経を読む、荘厳さ・緊張感などの呼吸が有る
     9.何時・どこから初めて、何時帰っても良い
     10.適度なチャレンジ的難易度がある
     11.一周1200kmと言う広範囲な範囲だが、住民が協力的(お接待)
        お遍路で歩いてみると、四国は空気が違う地だと気づきます。
     12.歩いても・自転車でも・車でも何でも可(常識の範囲で自分で決める)
     13.普段では絶対出会わない様な出会いが有ります。
     14.変化に富んだコース
     15.自然に富んだコース
     16.季節によって雰囲気の変化に富んだコース
     17.ウォーキングHi。 歩く事は楽しい!
     18.すれ違った人やお接待して頂いた人との心の共有感が持てる時が有る。