2025年6月30日月曜日

四国歩き遍路の旅(20):錆

この写真はお遍路道中の物では有りませんが
お遍路道中、歩いて居て見える風景でこの様な鉄さび被害が大変気になりました。
お遍路道が海風を受けやすい場所である事も在りますが
海峡大橋のワイヤー保守には塗装では無く、
大がかりにワイヤー周囲を覆いドライ空調になっていました。
とにかく、
ボロボロの鉄製品が目立ちました。
塗料会社やペンキ屋さん!
頑張って研究して下さいね。
皆の財産を長持ちさせる事が出来れば、SDGSにも役立ちます。
サビない鉄塗装が出来たらノーベル賞物だと思います!!!

2025年6月28日土曜日

今シーズン初はぜ

 今シーズン初はぜ釣りして来ました。
2時間で30匹ほど釣れましたが、
まだ超小型なので本格的にはもう少し先の様です。
でも、
ハゼ君には迷惑な人ですが
久しぶりにハゼ君の顔を見て嬉しかったです。
明日の夕食でいただきます。

四国歩き遍路の旅(19):神仏の力

 お遍路しながら各お寺で納経をしました。
私は本堂で普通の作法に従い普通に漢文の般若心経を唱え
大師堂では現代語訳の般若心経を音読しました。
一応、説明本も読みましたが最後までリズムの悪く理解も「今一歩、???」でした。
「空」ってなんだ???
でも周りの方の中には、リズミカルに一心不乱に納経する方も多くいらっしゃいました。
どうも私とは格が全く違う感じです。

他のお遍路さん達は何を思って今を過ごしているのか不思議に思う事が有ります。
ここに来れる人達は
食べる事に困る様な人は一人も居ない。
恐らく、病院にも行ける人達で
お金が無くて困る様な人も一人も居ない。

ハリーポッターの様に杖を振ったら願いが叶う事?
読経の陶酔の中に身を置き波動を受ける事?
超能力の獲得?
宝くじが当たる様な強運の獲得?
病気が治る事?
死の恐怖・怯えからの解放?
死後、極楽浄土の様な楽園への切符を貰う事?
先の見えない将来へのお告げを効いて迷いから解放されたい?
悪縁を断ち切り良縁を獲得する為?
生きる自信を貰う為?
寂しさを埋める為?
心に開いた空間を満足感で埋める為?

何だろう!
何だろう!

言語も違う多宗教の外人さんも沢山います。
なぜお遍路に人が来る・集まるのだろう。

どうしてだろう!
どうしてだろう!

遍路道を歩く中で私の感じた結論は
「神仏の力は情報だ!」
念力や魔法の世界への期待は薄いです。
異教徒外国人も私がここに来れたのも何らかの情報を知ったからです。
そして
情報が流れに成ると人の流れが出来ます。
流れを作るには整理して広める場も必要です。

その情報は心にクサビ(種)と成って刺さっていきます。
記憶の中に綺麗にクサビを打ち込む為には
何らかの儀式やイベントが必要な場合も在ります。
記憶の中の種が腐らなければ
数年先かもしれませんが、ある時クサビ(種)が「発芽」するのでしょう。

最近の登山の世界は、中高年で登山を始める人が多いですが
何処か「青春の残像」を求めている感じがします。

せっかく発芽しても
「ああせい!こうせい!」
肥料が効き過ぎていては直に成長は出来ません。
また、肥料は少な過ぎても駄目ですよね。
せっかく発芽しても
自力で根を伸ばさないを栄養は吸収出来ないし微生物達と共生も出来ないですよね。
微生物達と共生出来れば次の情報や栄養も入手出来世界が広がります。

改めて上記の項目を見直してみると
それこそ「空」なる代物だ
いざとなったら「どうでも良い」事だらけだ。

死後の世界もそうだ
仏典が正しいかは不明だが、取り合えず信じよう。
そこには
地球人の如来(仏)はお釈迦様だけ
他の如来は地球外(生物?)だそうだ。(または空想世界かな?)
宇宙には如来はガンジス川の砂の粒ほどいらっしゃるそうだ。
それなら
そんなに悟った方(物事を公平に見える方)が居るなら話も早い。
いっそ開き直って考えれば
極楽浄土の様な楽園も沢山有りそうだし、
もうこれ以上死ぬ事は無いし、
自分に合った楽園を見つける旅も楽しそうだし、
キリストさんや阿弥陀様だけに頼らなくても良いじゃないかとも思えてきます。
お遍路の旅や登山はこの旅の練習なんだろうね!

うん!
もっと、積極的に開き直って生きて見よう!!!

2025年6月23日月曜日

四国歩き遍路の旅(18):嘘も方便なのか?

 お遍路に限らず
宗教設備を廻って立て看板に書いてあるお話を読むと
明らかに「盛り過ぎ」「そこまで言ったら嘘」「話Aと話Bに整合性が無い」等々
と言った場面に多く出くわします。
それでも
熱狂的信者の方は恐ろしい事ですが
正に「鵜呑み」「丸呑み」


例えば、ほんの一例ですが
大昔の教祖様が、神の力(念力)?で
死者を復活させたり、病気を治したりする話はよく有ります。
私にもそんな力が欲しい者です。
しかし、現代に於いて現実的に見ると
色んな救急病院の医師の方が、
その教祖様より救命件数は多いと思います。

天地創造の神で有れば
その病原菌(細菌兵器)は自分で作ったのだから直して当たり前です。
その病原菌(細菌兵器)は人に広がりやすい様に家畜を媒介としている物も多いです。
本当に、その細菌兵器を作った理由を知りたい物です。
また
人命を救った教祖様は
その救命方法を後継者に受け継ぐ事もしない独りよがりです!

他にも
怪しい話は沢山あります。
沢山有り過ぎます。
本当に
嘘も方便なんでしょうかね?

2025年6月18日水曜日

うなぎ

 うなぎ釣れました。
うなぎは生命力が強いですね!
飲み込んだ釣針も1~2日で吐き出すし、
さばく為に冷凍庫で半分凍らせても直ぐ生き返るし、
お腹開いてもくねくね暴れ出すし、
最近のガスコンロは、から炊き防止センサーとかインターロックが多くて
網を載せて焼くとか出来ないので
カセットコンロにチェンジして苦労しました。
でも
何とか蒲焼丼して美味しく頂きました。

四国歩き遍路の旅(17):ワークシャアする神仏

 お遍路をしていると色々な神仏と出会います。
なぜ色々な神仏同士で争いが起きないのでしょうか?

歩きながら色々考えると
この体制は
其々の得意技を生かした
ワークシャアをしているんだと思いました。
一人で
あれも、これも、向こうも、こっちも、上も、下も
と駆け回るより
お互いも立場を認めて
得意分野を生かしあった方が効率的な体制ですよね。
神仏の名前も役職名が多い様です。
あの世は阿弥陀仏
病気は薬師様
困り事や手が足りない時は観音様
知恵はお釈迦様
・・・

20世紀に行った人類の大実験では
専制君主制
社会主義
共産主義
など、色々な政治体制が産まれましたが上手く行きませんでした。
これは、
理想的に動けば良い考えだと思いますが
トップダウン的な社会制度になりがちです。
トップダウンは意思決定の早い体制ですが
情報の流れが一方的になり、志向の方よりが出来て失敗して行く様です。
情報の流れが一方的になると対立構造と無気力が産まれやすく、
逆流する情報に耳を傾ける度量と
整理する力が必要な様ですね!


四国歩き遍路の旅(16):八百万の神々

 お遍路道中には、神社・お寺・道祖神など色々な神様。仏様が居ます。
ルーツは何処に有るのでしょうか?
土着の自然神
海外渡来の神・仏
天皇系の神
昔の偉人が神化した者
等々

ネパールトレッキングに行くと谷間の村の入口と出口には厄払いの門が在ります。
日本には鬼門と呼ばれる鬼(厄)の道が在ります。
道路端のゴミの不法投棄防止の為に
おもちゃの様な鳥居を置くだけで不法投棄者の心にクサビが打たれ
ゴミが捨てられなくなります。

皆、目に見えなくても、何かを感じているのでしょうか?
可成りの悪人で有っても、無神論者では無い様に思います。

面白いと思うのは
日本には色々な会社が在ります。
私は在職中、設備建設・保全の仕事をしていたので色々な会社に行きました。
その時感じたのは
個人的な「個」でお付き合いをする分には会社に関係無く皆同じですが、
集団に成ると会社毎の特質が出来て、集団「総体」としての別人格が出来てしまいます。
普通、目には見えない総体の人格が誕生しています。
経済社会では、この目には見えない総体の人格達が切磋琢磨している社会です。

戦争なんかもこの見えない総体の人格達の衝突でしょう。
こんな力の作用も神の力の一部でしょうか?

家庭菜園をやり出して思うのは
10m角の畑には、約100~200kgの微生物が居るそうです。
この微生物の働きがアンバランスに成ると、連作障害や病気が起こり易くなるそうです。
人間の体にしても
体内には2~3kgの微生物と共生していて
人間はこの微生物の力を借りなければ健康には生きられない仕組みになっています。
ひょっとしたら
肥満体の人は、この微生物に操られて過食になっているのかもしれません。
疲れ易い人はミトコンドリアの機能が低下しているのかもしれません。
体内微生物はメタンガスや水素ガスも作っています。
こんな力の仕組みも神の力の一部でしょうか?

白山や御嶽や白馬の山々の風景を見て心が和んだり、
雪解けや雨の恵みで生命に不可欠な水を頂き
木々や草の落ち葉は微生物によって耕され肥沃な土になり
星や太陽の動きで季節を知り
雪解けの残雪模様で田植え時期(今)を知らされます。
こんな力の自然も神の力の一部でしょうか?

恐らく
昔の人々は
個や総体を含めて
多くの物の存在がよく見えているから
八百万の神々の存在に気付いたんでしょうね!!!

2025年6月12日木曜日

新しい旅の準備1

 ボチボチと次の旅の準備を始めました。
次は、車中泊中心の予定です。
まず、
健康診断に行って
歯医者さんに行って
車をメーカー点検に出してオイル交換をしました。
カーナビの地図ソフトを最新版に更新しました。
しかし
今年3月に開通した23号線バイパスの道が有りません!
何が最新版だ!!!
次に
カーナビの音楽ソフトを増設しています。
音楽だけで無く、朗読やお笑いや講談も追加しました。
特売のお米も買いました。

そんな折、
近くの公園を通りかかった時
トイレ・水・屋根・夜も静かな場所だ。完璧た。
ここは良いテント場に成るぞ!
とつぶやいてしまいます。
これは、お遍路旅の後遺症だ!!

初キビレ

 今シーズンの初キビレが釣れました。
雨が止んだ2時間でちょっとお試しして来ました。
30センチ位のちょっと小振りですが、
やっぱ、、、ちょっと嬉しいです!!


2025年6月10日火曜日

四国歩き遍路の旅(15):足の豆

 歩き遍路が集まると「足の豆」の話しは定番の話題として出てきます。
私も歩き遍路3日目 12番札所 焼山寺の下り道で
左足に
普通の豆1個 血豆が1個出来ました。
焼山寺は 最初に出て来る遍路転がしの山道で
標準コースタイム
お寺までの登り 6時間 下り3時間位の山岳ロングコースです。
この時期は、まだ荷物も重く、足裏の皮も出来上がっていないので豆が出来やすいです。

お遍路で豆の話しをすると
原因と対策が10人10色なのにびっくりです。
皆さんも、自分の対策を考えてみて下さい!!

私自身が考える自分の原因と対策は
1.靴:アシックスのトレランシューズ・・・・これは正解だったと思います
ランニングシューズより5mm大きい物・・・長い下りで爪を守ります
幅 2E サイズ 幅広3E・4Eでは横ずれが出ます。
お遍路道は舗装路が長いのでクッションの良い物が良いと思います。

2.靴下・・・・はじめ厚手を使っていて汗をかいた様です。
豆が出来てからワークマンの5本指の作業靴下に換えました。
               ・・・・この後、豆は出来ていません

3.靴ひもをシッカリ結ぶ様にしました。・・・・この後、豆は出来ていません
豆が出来た時は、結びが甘かったと思います。
シッカリ結ぶと豆が出来ても痛さが軽減されます。

2025年6月9日月曜日

四国歩き遍路の旅(14):四国の味

 テント泊中心でお遍路していると
お遍路道は悲しい事ですが、大きなスーパーや営業している食堂も少なくどうしても
コンビニ弁当中心の食生活になってしまいます。
コロナ禍のせいでしょうか?
本当に閉店している食堂が多かったです。

それでも、行程が長いので時には
スーパーで地元食材のお惣菜を買ったり、食堂や居酒屋で外食もしました。

徳島ラーメン
残念ながら、徳島ラーメンは食べそこないました。

鰹のたたき
民宿の夕食。スーパーの鮮魚コーナー。道の駅の海鮮丼で頂きました。
安くて安定の美味しさです。

鯛めし
宇和島の居酒屋で食べた出汁茶漬け風の鯛めしは美味しかったです。

たこ焼き
私はたこ焼き大好き人間なんですが、行く先々閉店しているお店だ多く残念。
気安く開店しても、お店を維持出来る味にするのは難しい様です。
今治市菊間町の「たこたこ亭」は美味しかったです。

香川県のうどん
朝7:00頃から開店している店が多くて、朝ごはんとして数回利用しました。
朝早い分、閉店時間も早いので夕食には不向きです。
お店のスタイルは丸亀製麺と同じスタイルの店が多く、定番の美味しさです。
つい1品多くトッピングしてしまいます。
ただ、
四国の白味噌うどんは三河人には合っていない感じがします。
高松の辺りでは、大福餅の入った白味噌雑煮も有るので
チャレンジしてみるのも良いと思います。

スマホ充電の為の外食利用
瀬戸内海ゾーンに入ると外食チェーン店が増えて来て
ジョイフル・マクドナルド・すき家 なんかも数回利用しました。
コンセントの有る座席配置を理解するのにちょっと慣れが必要でしたね。

2025年6月8日日曜日

四国歩き遍路の旅(13):宗教 と 無神論

私の お遍路旅は長距離を歩くと言うチャレンジが中心です。
納経帳に御朱印を貰う為には
嘘・偽りの無い様にきちんとお経は読みました。
また、お寺でも
「○○様・・・・お願いします!」とは拝みません。
毎回
「ここまで歩けました。ありがとうございます。」で終了しました。

ある時
数日宿泊が一緒になった海外生活している日本の若者と話しをしたら
「初めは、無神論者」と言っていましたが
今は「何宗 何派」には属して無いけれども「仏教徒」と答えると言っていました。
また、
知り合いになった同世代のオーストラリア人お遍路さんは、カソリックでした。
「クリスチャンがお遍路に来たら、空海さんは怒らないけどキリストさんに怒られるぞ!」
と私が言ったら
彼に、笑ってごまかされました。

いったい、「宗教」とは何でしょうか?
これは、私が考えた私の結論ですが、
「宗教」と言う言葉を「世界感」と読み替えて下さい。
この世界感が分かれば、誰を敬い、誰に手を合わせるかが決まります。
ひょっとしたら敬うのは人格神や人では無く、自然かもしれません。
面白いのは
色々な宗教を「世界感」としてまとめて見て下さい。
その教えの中に色んな「矛盾」も沢山見えて来ますよ!!

私は無神論者だ!と言う人は
「何宗 何派」の分類に拘って、「自分の世界観」に気付いていないと思います。
無神論の本質で大事なのは
「見えない者・見えない世界」の存在を認めるか?認めないか?です。
「何宗 何派」の分類はどうでも良いと思います。

ひょっとして
モーレツサラリーマンなら
社長の理念・社内戒律に溺れ、社規に無い戒律を自ら作り出す
「会社教」の信者かもしれません!

私も若い時に
山岳信仰の行者だったかもしれません。
何の意味も無い山に登る行為?
命がけで登山をする・出来るのも
自分や信者間の「仮想的美意識行為」に溺れた
脳内麻薬中毒患者か修験道の修行だったかもしれませんね!

四国歩き遍路の旅(12):神社

 お遍路道を歩いていて思うのは、神社が多い事です。
元来、四国遍路は
弘法大師(空海)を教祖とする
真言密教 真言宗 の寺院を廻る行事ですが
実際に歩いてみると
お墓には浄土宗や禅宗を思わせる墓石も多く
お寺の数より神社の数の方が多い様に思います。
また
88ヶ所の札所の中には神社と併設している所も多いです。
その時
その土地柄の中心に在るのは寺では無く神社の場合が多いです。
土地の中心・丘の頂上には神社が在ります。
ただ
私的感覚ですが
経済的(外部の集客の為か?)にはお寺の勝ちかな?
と言う雰囲気が在ります。

また
町全体の組立てとしても
松山の伊佐爾波神社や琴平町の金刀比羅神社の様に
中心的位置づけの土地も少なく有りません。

日本人から見たら不思議で無い風景かもしてませんが
一神教族から見たら
これで宗教戦争に成らないのは
異種の宗教が共存できるのは
実に不思議な国の様に見えるのではないでしょうか!
さて?
お金や人
どう言う切り分けの仕組みになっているのでしょうかね!!


2025年6月6日金曜日

四国歩き遍路の旅(11):お接待

 四国以外の日本国内での一般的な「お接待」と言う言葉のニュアンスの中には
利益誘導的行為
と言う意味合いが何となく含まれていると思います。
四国に於いても
お接待をして、お遍路から納め札を御礼として貰って、その功徳に依って、
私は極楽浄土や天国に行ける!
と言う利益誘導的ストーリーを描けない事も無いですが
実際
お遍路側からお接待者を見て
そんな気配を感じた事は一度も有りませんでした。
また
お接待は数回受けましたが、以外に少ないんだ! と言うのが実感です。

お接待には色々な形が有ると思います。
まず、
お遍路を始めて歩き出すと
すれ違う中高生が必ず挨拶をしてくれます。
嫌々形式的に言うのか、素直な言葉かは聞く側で直ぐに分かります。
皆、普通に自然な言葉のお接待でした。

飴やお菓子も良く頂きました。
暑い日に冷たい麦茶も美味しかったです。
軒先でコーヒーも御馳走に成りました。
そんな時、先を急がず
お接待して頂いた方の話しに乗ってあげるのは
逆接待かもしれませんね!
車を停めて、お接待する物が無いから、これで冷たい物を買ってくれと
200円を手に握らせてくれた方もいました。
お堂に泊めて頂いた事も有りました。

お接待には
あなた(お遍路)の行為を応援します。
今、私は出来ないけど私の代わりにお願いします。
色んな所の人達と色々な話しがしたい。
お接待は先祖からの遺言ですと言われた方も見えました。
等々
色々な思いが有ると思います。

唯々、感謝!感謝!!
お遍路旅は、歩くほどにピュアな感覚が増すので
僅かな親切が心にしみて来ますよ!!

四国歩き遍路の旅(10):泊まる

 お遍路旅での宿泊は、大きく分けて5種類の宿泊方法が有ります。
5種類と言っても
沢山の選択肢が在るので困ってしまいます。
また初めは
慣れないお堂の中 や お寺の空き部屋に一人で寝るには勇気が要ります。
先人の知恵を借りる様にネット等で事前に調べて於きましょう!!

宿:民宿・ホテル・ゲストハウス・ユースホステル・宿坊(お寺の有料宿)

テント泊:自前テント(設営場所選択が難しい?)
公認のキャンプ場は少ないです。
テント泊の場合、トイレ・水の無い所は不可と思います。
また、道の駅などの利用時間は18時~6時位かな!

通夜堂:お寺の無料宿泊場所を借りる(当日現場申込み・事前予約不可)

お堂:大師堂や地蔵堂などを借りる(地元管理者の使用許可要)

善根宿:一般の方が善意で貸して頂ける場所

2025年6月4日水曜日

四国歩き遍路の旅(9):出会い

大半のお遍路さん は順打ち(時計周り・札所番号順)で廻ります。
皆が同じ方向で歩いた場合、歩行速度の違いで差が出来ます。
しかし
1札所毎で15~30分過ごします。
また、
札所は8時~17時の営業時間の為、お遍路の行動にも制限が加わります。
そこで
歩行速度が同じ位で有れば、抜きつ抜かれつしながら数日間に渡り
顔を合わせる機会が発生します。
実際、私も10日間位同じ行程だった方も居ます。
そうなると、自然と話しをする様になって行きます。
また、歩き遍路の場合
歩行速度などで気質・志向性など
自然とある種のフィルターが掛かっている様な気がします。

歩き遍路8回目 3名
お遍路4回目女性 1名(別格を含めて廻っていました)
歩き遍路2回目 1名
乞食遍路風の人 2名
別格を含めて廻っていたドイツ人 1名
一緒に居酒屋飲に行ったオーストラリア人 1名
外国人女性一人お遍路 3名
他外国人は多数見えました
スマホの翻訳アプリと使い方の予習は必須です。

合唱団の様にお経を唱えるバス・車ツアーの女性集団 多数
初回歩き遍路チャレンジの日本人多数

初め
歩き遍路をチャレンジで始めた私には、複数回の歩き遍路をする方の
気持ちが理解出来ませんでした。
しかし
お遍路を終えれ見て
「四国は他の日本とは違う空気が流れている土地だ!」
と思うえる様に成って来て、
今は、
複数回歩きたい人の気持ちが分かる気がします。

2025年6月3日火曜日

四国歩き遍路の旅(8):遍路小屋の言葉

 多くの遍路小屋(お遍路さんの休憩場所)に、この言葉が書いて有ります。
私達の頭には社会的に「摺りこみ」された意識が有ります。
「早い事は良い事だ!」
「早い事は優秀だ!」

本当そうだろうか?
ゆっくり歩けないから急ぐのか?
見落としているから急ぐのか?
摺り込み教育の結果、褒められたくて急ぐのか?
今の環境から逃げたいから急ぐのか?
お金を節約したいから急ぐのか?

実は、
周りを良く見て、よく考えて歩くのは辛い事が多い。
マイペース(速さと人生の時間軸とタイミング)と社会とのバランス・調和は難しい。
さあ、
どうやって歩こうかな!!

2025年6月2日月曜日

四国歩き遍路の旅(7):歩くと変わる

 四国歩き遍路の歩行距離ですが
私がテント泊装備で歩いた時の距離と所要日数です。
この期間の中で自分にどんな変化が起こったのでしょうか?

1~88番札所 : 1200km 45日 結願
1~88~1番札所に戻る: 1250km 47日 四国一周
1~88~1番札所に戻る~徳島港からフェリーに乗り和歌山港~九度山~高野山奥の院
: 1340km 50日 満願
一般的には88番札所で遍路を終了し、
高野山奥の院へは一般の交通機関を使われる方が多い様です。

1日目:1番札所で巡礼の仕方を教えて頂き、不足品を買い足しました。
2日目:4月初めなのに霜注意報が出る様に朝は寒い
3日目:遍路転がしで荷物が重たいのを実感。速度が出ない!
4日目:焼山寺の下りで左足に豆1個・血豆1個が出来る
 ↓
6日目:徳島の山岳ステージ終了
    がんばって36km歩いたら、翌日の朝、暫らく体が動かなかった。
    テントマットが貧弱で疲れが取れない。
 ↓
8日目:一部荷物を自宅に送り返す。
     知人を訪問する為、2日間お遍路中断。ちょうど良い休息になった。
 ↓
14日目:平地での歩行速度が速くなっている
 ↓
19日目:高知の山道具屋で高級テントマット買い替え。半ズボンも購入。
     この頃から歩行速度も上がり、1日 30km程度が歩ける様に成って来た。
     札所での納経時間は8:00~17:00なので、いくら歩けても宿泊場所
     の位置関係も含め、自然と行動制限が掛かってしまいます。
 ↓
22日目:まだ重い! 一部荷物を自宅に送り返す。2回目
 ↓
30日目:5月に入ると、暑さが気になる日が出て来ました。
     歩く事が楽しくなって来ました。ウォーキングHi!
                      ウォーキングHiに近づくと、心はピュアに成って来る感じがします。
     トライアスロンや高所登山の時も体が順応して来ると似た感覚になる事が
     有りました。
 ↓
39日目:まだ重い! 一部荷物を自宅に送り返す。3回目
     この時のザック重量は、水・食料無しで12kgだと思います。
     だんだん、野宿に疲れて来るがもう少しだと頑張る。
     1日 30km程度が普通に歩ける様に成って来た。
 ↓
後は、成り行き!!!

2025年6月1日日曜日

四国歩き遍路の旅(6):興味をそそる仕組み

 お遍路は宗教儀式で有りながら
レジャーランド的な仕組みを持っている事に驚きます。

     1.宗旨・宗派に拘らない大らかさが有り、宗教だけど宗教臭さが少ない
     2.スタンプラリー(御朱印を集める)増える楽しさ・見えるか
     3.カードを集める(御影カードを集める)増える楽しさ・見えるか
     4.ユニホームが有り、一目で参加者の仲間意識が発生・共有できる
        ユニホーム一つ一つに薀蓄と歴史がある
     5.簡単な礼儀と儀式と節度が有る
     6.納札により自らの履歴が残る
     7.「同行二人」など、分かり易いキャッチコピーが素晴らしい
     8.お経を読む、荘厳さ・緊張感などの呼吸が有る
     9.何時・どこから初めて、何時帰っても良い
     10.適度なチャレンジ的難易度がある
     11.一周1200kmと言う広範囲な範囲だが、住民が協力的(お接待)
        お遍路で歩いてみると、四国は空気が違う地だと気づきます。
     12.歩いても・自転車でも・車でも何でも可(常識の範囲で自分で決める)
     13.普段では絶対出会わない様な出会いが有ります。
     14.変化に富んだコース
     15.自然に富んだコース
     16.季節によって雰囲気の変化に富んだコース
     17.ウォーキングHi。 歩く事は楽しい!
     18.すれ違った人やお接待して頂いた人との心の共有感が持てる時が有る。