右肺上葉切除手術は全身麻酔で約5時間かかりました。
先生曰く、肺組織が肋骨に癒着していて結構苦労された様です。
本人は、手術室で背中に麻酔注射を打つ所までは覚えていますが
後は病室に戻るまで全く意識・記憶・時間の感覚も有りません。
膝の手術も全身麻酔でしたが
麻酔中は夢を見る事も無い様です。
傷後は、脇の下に5センチ位。
ここから、両手一杯に乗る様な肺組織を引きずり出します。
見た目は小さい傷ですが深い傷です。
その下が血抜きパイプです。
後、背中に定期的に注入される麻酔針が刺さっています。
術後しばらくは酸素マスク
心電計・パルスオキシメーター・おしっこパイプ・点滴が付いています。
血抜きパイプタンク
手術直後は
初めは個室でしたが
二日目午後、おしっこパイプも外れて動ける様になると
大部屋に移されました。
トイレなど自力で動ける様になるとベットから起き上がるのは
ベットを起こし、右踵をベットの構造物にヒールフックして
両手を手摺に持って
右肋骨に力が掛からない様にして
なかなかの技術が必要でした。
病室はカーテンに囲まれて殺風景ですが
病室の窓から見える山の景色に心が救われました。傷や色んなチューブで寝返りも出来ず
咳が出たら、空になった胸に響いて肋骨が折れるんでは無いかと思いました。
病室の電動ベットを調整して体をずらして痛み緩和するのが
結構大変でした。
早い人は4日間位の入院で退院するそうですが
まだその頃は、自力で寝返りも出来ないし、
自宅には電動ベットも無いのでチャレンジャーだと思います。
私は、血抜き量が減少せず8日間の入院生活で退院と成りました。
自宅に戻った8日後でも布団で真っすぐに寝ると起き上がり時
傷口に激痛が有ったりで
数日間は座椅子で寝起きしていました。
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