2024年1月29日月曜日

熊野古道 伊勢路を歩いて見て思った事

 熊野古道 伊勢路を歩いて見て思った事。
写真の様な太陽光パネルを設置してある所を沢山見ました。
1畳程と大きさの太陽光パネルは一般に1枚200~250Wの発電出力です。
だから下の写真の横1列は8枚*250W=2000W=2kW
理想的条件で10列在ったら20kWかなと考えながら見ていました。
昔は、ご先祖様が切り拓いた農地だった物が
過疎と経済性の関係でパネル置き場に変わって行ったんでしょうね。
そんな場所が沢山有りました。
山の稜線には風力発電機も沢山見えていましたよ。
猪君や鹿君は羽根の音が煩くないかな?
この円形の石垣は、昔の炭焼小屋の跡でしょうか?
また、
猪垣(猪除けの石垣)も所々にに在りましたが既に樹齢50年以上の杉が生えています。
恐らく、この植林がされる前は
炭焼きに使う広葉樹林や明るい畑が在ったのだと思います。
今とは全く違う風景だったのだろうと思います。
今の熊野古道は戦後の散歩道だと思います。
せめてもの救いは、
熊野古道は世界遺産なので植林の間伐や枝打ちは他の地域より綺麗です。

また、
植林が山の稜線近くまで伸びている所が多かったのも残念です。
稜線付近は広葉樹林にして
その落葉が山を覆わなければ山や水が涸れてしまいますよ!
杉や檜では保水は出来ません。
効率的に微生物を増やし落葉を堆肥化して土を作る事も出来ません。
最終的には、それが海を守る事に成ります。
 今回歩いた熊野古道 伊勢路の前半部の大半は
基本、巡礼道なので優しい所を歩きます。
国道沿いの小道を歩きます。
パソコン一つで、何処でも何でも出来ると考えて居る人も増えて来ましたが
実態の無い世界で物が動く訳も無く
一歩一歩歩かなければ到着しない所や
時代の変化で人の居場所が変化しているのを強く感じます。

熊野古道 伊勢路は真冬でも楽しめるロングトレイルなので
これからも多くの人に楽しんで欲しいと思います。


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